『使う!「論語」』

◎ わかっちゃいるけど〜
 ここに書かれていることは、2500年経った今でも、その根本の部分は全く変わっていない。こんなに面白い『論語』の真価を知ってほしい――それが、私が『論語』の本を書く気になった理由である。


 本書は、渡邉 美樹さんが、『論語』について解説したものです。孔子の言葉と一緒に、著者の感じたことも書かれているので、2500年前の孔子の教えが、ぐっと身近に感じられる1冊です。

 著者は、次のように述べています。

 挑戦し続ける限り、人生に負けはありません。その場その場の些末な負けはあったとしても、それは本質的な負けではない。逃げている限り、あなたの人生は何も始まりません。そして何者にもなれません。

 「ああ、もうダメだ。これ以上できない、オレには無理だ」 と思った瞬間に、負けだと著者は言います。チャレンジする前に、無理だと決めつけて、あきらめるな! ということです。しかし、次のように言う社員も・・・

 「社長の言っていることはわかるんです。でも僕にはできない」

 でも僕にはできない・・・ 私、よく使います。最近、とくに使います! 前向きな言葉をかけられても、心が反応しないのです。「よーし、やったるぞ!」 と、思えないのですね。言っていることはわかるんです・・・ でも・・・ でも・・・ 

 冉求日く、子の道を説ばざるに非ず、力足らざればなり。子日わく、力足らざる者は、中道にして廃す。今女は画れり。

 孔子の弟子である冉求(ぜんきゅう)が言った。「私は力不足で先生の説く生き方を実行するのが難しいのです」。孔子は言った。「力の足りない者が、途中で挫折して中止することになるのはやむをえない。しかし、今の君は、自ら見切りをつけている」

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