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『仏教的生き方入門』

◎ こだわらない!
著者:長田 幸康(おさだ ゆきやす)
1965年、愛知県生まれ。早稲田大学卒業。インドでダライ・ラマ14世に出会って仏教に目覚め、チベット寺院に住み込んで理念と実践を学ぶ。 ホームページ→「I Love Tibet!」

仏教的生き方入門 チベット人に学ぶ「がんばらずに暮らす知恵」 [ソフトバンク新書]仏教的生き方入門 チベット人に学ぶ「がんばらずに暮らす知恵」 [ソフトバンク新書]
(2007/05/17)
長田 幸康

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 著者が、チベット人と接してみて、何よりも魅かれたのは、一人ひとりの明るさと、心の底からにじみ出るような笑顔だという。恵まれた境遇とはいえない彼らが、笑顔でいられるのは、根底に仏教があるからではないかと著者は考えている。

 ここでいう「仏教」とは、なるべくがんばらずに、もっと気楽に、自由に生きていけるコツに満ちたライフスタイルことである。本書は、著者がチベット人との付き合いの中で経験した、様々な出来事の中に垣間見られた、そうした「コツ」が紹介されている。ふだん、なかなか知ることのできないチベット人の生き方がわかる1冊。

 本書を読んで、がんばらずに暮らすコツは、こだわらないことだと思った。チベットの人々は、仏の教えを守ることで、日常生活が不自由になるなら、都合よく解釈して、前向きに生きている。あまり細かいところには、こだわらない。いい加減だな〜 とも思えるが、教えを守ろうとすることで、苦しむくらいなら、ほどほどのところでいいという感じなのだ。

 蚊を追い払おうとして、あやまって叩いてしまったら、その都度心を痛めて命の大切さを自覚しればいい。

 大切なのは、命を慈しむ心を保ち続けること! 蚊に刺されて反射的に叩いてしまうのは仕方ない。「絶対に殺してはいけない」では、伝染病がまん延することになりかねない。そこで、チベット人は「血を吸われたとき反射的に叩いてしまうのは○」「まだ何もされていなかったり、逃げていくのを追いかけていって叩くのは×」とマイルールを決めているようだ。

 細かいことにこだわると、人生を楽しめないということか・・・ ほどほどに。

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